高校時代に経験した初恋、そして失恋

今回お話しするのは僕が高校生の時の失恋エピソードです。一般的に思春期というものは中学生くらいから始まるらしいのですが、成長が遅かった僕は中学卒業までまともな恋愛をしたことがありませんでした。(女の子に全く興味がなかったわけではないが・・)
そんな僕も中学を卒業してから高校入学までの1ヶ月で身長が一気に5センチ近く伸び、精神的にもようやく思春期に片足を突っ込んだ状態で、高校の入学式を迎えることとなります。
そこで出会ったのが、初恋の相手Oさんです。彼女はショートカットで高身長(確か170cm位あった)、その上美人という、まるで手塚漫画のヒロインのような女の子(芸能人では女優の波瑠さん似)。当然、注目の的であり、僕を含めた大勢の男子が目を付け・・じゃなくて意識する存在でした。
一方の僕は、思春期に突入したばかりでろくに女の子と口もきけない、どちらかと言えば地味な存在。Oさんに声を掛けるなんてとてもじゃないが出来ませんでした。     唯一僕に出来たのは、休み時間に数人の仲間と武道館2Fのトイレへ行き、そこの窓から見えるOさんのクラスの風景を眺めたり(直接彼女のクラスに乗り込んでいく勇気は無かった)、朝礼の時に人でごった返す下駄箱前で友人に押してもらい、事故を装って彼女にぶつかることぐらい。入学から一年半が経過しても、彼女との距離が縮む気配すら全く無かったのですが、遠くから彼女を眺めているだけで、僕は幸せでした。
しかし、そんな初恋は突然終わりを告げます。それは忘れもしない高2の秋。その日は創立記念日で半ドンだったので、僕は連れション仲間(武道館のトイレから一緒にOさんのクラスを覗いていた仲間)と市営体育館に卓球をしに行きました。数時間に及ぶ白熱したラリーを終え、仲間と別れ一人自転車で駅を目指していると(当時僕は電車通学だった)、前方に見覚えのあるシルエットが。
その正体はOさんでした。しかも知らない男の自転車の後ろに乗って、どっからどう見ても恋人同士。彼女に彼氏がいたという現実を目の当たりにし、ショックのあまり立ち止まっていると、僕の視線に気付いた彼女は「○○君(僕の名字)、誰にも言わないでね」と耳元でささやくと、彼氏と一緒に去って行きました。こうしてぼくの初恋はあっけなく終わりを告げたのです。
その後のことはよく覚えていません。Oさんが僕の名前を知ってくれていて、彼女と話せた(?)のは嬉しかったのですが、彼氏がいたことに対するショックの方が大き過ぎて、魂が抜けかけた状態で帰宅する羽目に。当時僕は東海道線で通学していたのですが、ショックのあまり最寄駅で降りられず、終点熱海まで行ってしまった程です。
この後も、年齢を重ねるにつれて数々の失恋を経験しました。現在、35歳になった私ですが、婚活パーティーやお見合いなどもやりましたがことごとく振られたり、付き合ってもすぐ別れ話を切り出されたりと失恋しています。つい、最近も無料の恋活サイトで知り合った女性と初デートでごめんなさいされました。そんな今でも失恋を繰り返す私ですが、あの学生時代の失恋ほど、この時ほど落ち込んだことはありません。

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