男子を避けてた私の失恋

高校生の時、私は周りから大人しい性格だと言われる事が多く、男子に気軽に話しかけられるタイプではありませんでした。
むしろ男子を避けていました。
だって男子って何を考えているのか分からないので近寄るのが怖いし、話が合う女子と居た方が楽しいんです。

だから私は教室でも女子の近くにいつも居たんですが、時々、前の席の男子が私の方に振り向いて話しかけてくるようになったんです。
私はおどおどしながら適当に返事をしていましたが、私の話にもよく合わせてくれたり分からない勉強を教えてくれたりしたので、今までに会ったことがないくらい優しい男子だと感じました。

容姿も普通以上だったので話す度に私はかなりドキドキしていたと思います。
そんな気持ちが伝わってしまったのかもしれません。
帰りにたまたま一緒に帰る事になって手を繋いでくれたんです。
だからもう彼には私の気持ちが伝わっていて、両思いだと思ってたんですが…。

仲の良い女子と話している時に彼の話になりました。
将来の進路を決める時期だったので皆の進路を語っていたところ、彼はどこの大学に行くんだろうと疑問に思ったので自分から話題にしたら…。
「彼女と同じ大学に行くみたいだよ」と、女子の口からそんな話を聞いてしまいました。
私は頭が真っ白になって、彼に彼女がいたのを知らなかったので状況がよく掴めないでいました。

よく話を聞くと彼には違う高校に彼女がいるらしいのです。
じゃあなんであの時、手を繋いでくれたんだろう?と家に帰ってから、夜も眠れなくなる程に泣いてしまいました。
男子を避けてた私の心を開いてくれて、優しくて好きだったんです。

彼女から奪おうとかそんな事をする勇気なんて私にはありません。
それからはもう前の席を見るのも苦痛になってしまいました。
席替えするまで耐えるしかなく、私の中にあった恋心を隠そうと必死でした。

今思うと、私が勘違いしただけで彼にとって手を繋ぐという行為はそこまで大した意味じゃなかったんだなと思います。
しかしそんな事をされたら私に気があるんだと勘違いしてもおかしくはないはずです。
もし私が大人しい性格じゃなくて、彼にもっと積極的になれたなら失恋しないですんでたかもしれません。

あれから数年たって大人になった私ですが、相変わらずの性格は直らずに、そのせいで未だ恋愛経験なしという人生を送っています。

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